Interview 01

短い時間でも「できた」を作り、
思考を口で説明できる状態にする。

対談記事
アドバイザー
苅部世詩絵
Karube Yoshie
塾長
上田桂一朗
Ueda Keiichiro

目次

6年生の「もう無理」は、珍しいことではない

苅部(アドバイザー):
6年生で受験勉強が嫌になってしまうのって、やっぱり“珍しい”ことなんでしょうか。
保護者の方って、『ここまで頑張ってきたのに…』とか『今やめたら間に合わないかも』って、頭では分かっていても気持ちが追いつかないことが多いんですよね。

上田先生:
「まず、全然珍しいことではないです。安心してください。
むしろこの時期は、頑張ってきた子ほど疲れが出やすい。
一番多いのは“受験全部が嫌”というより、できない問題が嫌、特定の科目が嫌、苦手が嫌――そういう“部分的な嫌”が積み重なって、ある日一気にしんどくなるケースです。
だから立て直しも、気合いで押すより、何が苦しいのかを分解して、順番を整えたほうが戻りやすいです。」

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家庭で見える「限界サイン」は意外と分かりやすい

苅部(アドバイザー):
「“部分的な嫌”が積み重なるって聞くと、保護者としては『どこから危ないサインなんだろう』って不安になりますよね。
口では『大丈夫』と言っていても、なんとなく様子が違う。でも、どう声をかけたらいいか分からない…という相談も多いです。家庭では、どんな変化として見えるものなんでしょう?」

上田先生:
「分かりやすいことが多いです。たとえば、暴言が増える、物を投げる、ゲームをやり続ける、宿題をやらない、塾に行ったふりをして休む。
こういう行動が出てきたら、本人の中ではもう“回らない状態”になっている可能性が高いです。
ここで大事なのは、保護者が『叱って締める』方向に寄せすぎないこと。追い詰めるほど隠れたり逃げたりしやすくなります。
だからHiRAKUでは、いきなり全部を禁止するのではなく、親子で守れるルールを作って“戻れる状態”を先に整えることを重視しています。」

「全部禁止」はしない。ルールで“戻れる”状態をつくるとは

苅部(アドバイザー):
「本当は“全部禁止”にしたくないんです。
でも、夜に隠れてSwitchをやっていたり、宿題が進まなかったりすると、親としては焦ってしまって…。
どう声をかけたらいいのか、どこまで許していいのか、正直わからなくなる保護者さんは結構多いと感じてます。」

上田先生:
「その迷い、すごく自然だと思います。禁止は“今すぐ止まる”ように見えるけど、長い目で見ると隠れて続いてしまったり、親子関係がしんどくなったりしやすい。だからHiRAKUでは、禁止よりも“守れるルール”を一緒に作ることを大事にしています。」

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HiRAKUは「塾で完結」を大事にする

苅部(アドバイザー):
“守れるルールを一緒に作る”って、すごく現実的だと思いました。
ただ、保護者の方からすると、ルールを決めても結局は毎日見張るようになってしまったり、声かけが増えて親子でぶつかったり…。
『やらせなきゃ』と『関係を壊したくない』の間で、しんどくなる方も多い印象です。

上田先生:
「まさにそこなんです。
ルール自体は大事なんですけど、受験直前期に家庭だけで回し続けるのは本当に難しい。
だからHiRAKUでは、禁止より“守れるルール”を作るのと同時に、もう一段踏み込んで、塾で完結させる設計を大事にしています。」

苅部:
「家が“学習の現場”になると、逃げ場がなくなりますよね。子どもも保護者も。」

上田先生:
「そうなんです。家はできるだけ“休む場所”に戻したい。
そのために、塾の中で回る仕組みを作ります。」

  • 課題を詰め込みすぎない(“守れるルール”が成立する量に整える)
  • 志望校から逆算して、やることを絞る(全部やらない前提で組む)
  • 詰まったら、その場で質問して解消する(家で抱え込ませない)
  • その日の課題は塾内の自習で終える(家庭は管理ではなく回復へ)

上記のように整えることで家庭の負担が減らし、親子関係も落ち着きやすい環境を作りやすくなります。
その結果として子どもも戻りやすくなって、勉強も回り始めます。

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最後に:保護者ができる“最初の一手”

苅部(アドバイザー):
「“禁止”より“守れるルール”、そして“塾で完結”。方向性はすごく腑に落ちました。
ただ、保護者の方って『じゃあ今日から何をしたらいいの?』となりやすいと思うんです。最後に、家庭でできる“最初の一手”を教えてください。」

上田先生:
「大きく変えようとしなくて大丈夫です。最初は、“嫌”の正体を一緒に言語化するところからです。
“受験全部が嫌”なのか、“この科目が嫌”なのか、“できない問題が嫌”なのか。ここが見えると、親子の会話も“叱る”から“整える”に変わっていきます。」

苅部:
「“何でやらないの?”より、“どこが一番しんどい?”のほうが、子どもも話しやすいですよね。」

上田先生:
「そうですね。次にやるのは、禁止ではなく、守れるルールにすること。
たとえば“ここまでやったら休んでいい”みたいに、親も子も守れる形に落とします。
そして最後に、小さくても成功体験を作る。これが立て直しの起点になります。」

苅部:
「ただ、この3つって分かっていても、受験期は親も忙しいし、感情も動くし…“家庭だけで回し続ける”のが難しいご家庭も多いですよね。保護者の気持ちは本当によく分かります。」

上田先生:
「そこが一番の本音だと思います。だからこそHiRAKUでは、“親が頑張って回す”前提にしません。
ルール作りの考え方は共有しつつ、実際の運用は塾側で回せるように設計します。」
具体的には、まず“嫌”の正体を一緒に整理して、何から立て直すかの順番を決めます。ゲームやスマホも、禁止で押さえつけるのではなく、親子で守れるルールに落とし込む。
そのうえで学習はできるだけ塾で完結させます。『家でもっとやらせなきゃ』にならないように、その日の課題はその日のうちに教室内の自習で終える。詰まったところはその場で質問して解消して、止まりを作らない。
家は休む場所に戻して、子どもがまた勉強に向かえる状態を一緒に作っていきます。」
「6年生の『もう無理』は、終わりじゃなくてサインです。家庭だけで抱え込まず、いつでも相談してほしいと思っています。」

  • 講師歴:19年 上田 桂一郎

    自身も小学2年生から地元の塾に通い、中学受験を経験。大学生時代の個別指導アルバイトを原点に、卒業後は母校の集団塾で研鑽を積む。その後、中学受験指導の真髄を極めるため上京し「四谷大塚」に入社。理科専任講師として4年間にわたり全学年・全クラスの登壇や映像授業、学校別コースでは「栄光学園コース」「慶應コース」を担当。その後、新横浜校の校舎長として5年間、数多くの受験生を送り出す中で「集団塾の枠組みだけでは救いきれない子がいる」という現実に直面する。その限界を打破するため、都内の個別指導塾にて4年間、算数・理科を軸に全教科の徹底指導にあたる。そこで副塾長の大森と出会い、「二人なら中学受験の新しいスタンダードを創れる」と確信し独立。HiRAKUを設立し、塾長に就任。プライベートでは7歳と5歳の子を持つ父として、親の不安に寄り添いながら、子の可能性を啓く指導に邁進している。

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    小学3〜6年生の中学受験対策が中心です。科目は国・算・理・社。学年や志望校に合わせて受講科目・回数を設計します。

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    ていねいに実施いたします。Webからお申し込みください。

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    令和8年度は10名を予定しています。生徒さんと講師1名の完全マンツーマン指導です。

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    HiRAKUだけでの合格を目指していますが、状況に応じて併用・転塾も可能です。ご相談ください。

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